【そうだ 岩手山、行こう。】登山初心者は必見!自然のアドベンチャーランド『八幡平自然散策コース』
皆さま、こんにちは。
いこいの村岩手スタッフの水野です。
これは岩手山初登山を目指す、登山初心者の水野が『そうだ 岩手山、行こう。』と銘打って書く、登山記事です。
本日は岩手山の山開きを来月7/1に控え、私のような登山初心者の方々に是非おススメしたいルートとして、自然のアドベンチャーランド『八幡平自然散策コース』をご紹介します。
「えっ!?八幡平?岩手山登るんじゃないの??」と思われた方もいらっしゃると思います。
登山ということに全く縁のなかった初心者なもので、岩手山を登る前に一度、八幡平エリアの中で非常に難易度の低いルートはないのか?と探してみたことが今回のルートを選んだきっかけになります。
さらにこのルートは子供連れやカップルでも来れるような気軽さもあります。また、実際に行ってから気づいたこととして大人気の『ドラゴンアイ』が見れるのは勿論ですが、そこにはもっと八幡平を楽しめる空間が待っていました。
そこで本記事では八幡平自然散策コースまでの行き方、混雑している駐車場のコツ、おススメの服装などの点も交えながらお伝えしていきたいと思います。
八幡平自然散策コースまでの行き方
AM8:00 いこいの村岩手出発
いこいの村岩手(西根ICから車で5分の場所に位置)から八幡平市柏台まで車で約20分、そこから更に車で約25分ほど八幡平アスピーテラインを走って八幡平山頂レストハウス駐車場を目指しました。
盛岡市街からですと1時間半もあれば十分行ける距離にあります。
駐車場について
AM8:50 八幡平山頂レストハウス駐車場到着
八幡平山頂レストハウス駐車場は有料で500円、近隣に無料駐車場があります。
近年ドラゴンアイの人気により休日、平日問わず観光客で賑わいをみせているため、私の行った土曜日も駐車場に車を停めるために渋滞が発生するほどでした。午前9時位の段階ではギリギリ有料駐車場には待つことなく駐車することができましたが、もし「渋滞を避けてすぐに駐車したい」「人が少ない中でゆっくりと大自然を散策したい」とお考えの方々は朝早くに来ることをおススメします!
管理側に確認したところ、有料駐車場の受付係の方はAM8:30から配置につくそうですが、その前からでも有料駐車場は利用可能です。その場合はお帰りの際に料金をお支払いすれば良いとのこと。何とも柔軟な対応ですね!
またこちらでは八幡平山頂レストハウス駐車場付近の混雑状況をカメラ映像で公開しております。気候の急変や画像更新の停止なども考えられますが、お出かけの際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
服装について
八幡平頂上に到着して一番最初に驚いたことは気温です。当日の盛岡市の最高気温は27℃、八幡平山頂付近の最高気温は14℃、気温差なんと13℃と、何か月か前に逆戻りしたかのような感覚にはなりましたが、天気も非常に良く清々しい天候でした。
また山頂付近は直射日光にさらされるため快適な散策のためには日焼け対策も重要です!
そこで、これからの季節は半袖でお越しになる方々も多くなるとは思いますが、羽織ものなどのマウンテンパーカーやツバのついたハットなどがあると非常に便利です。
日差しが急に強く肌に当たると皮膚が荒れたりする可能性もあるので日焼け止めクリームもあると尚良しだと思いました。(当日そこまで気が回らず、私は準備出来ませんでした。。)
そして、今回の服装で絶対にお伝えしたいのは靴に関してです。
できればトレッキングシューズで、なければ長靴での散策をおススメします。
もし、トレッキングシューズもない、長靴もないという方は、滑りにくい厚底のスニーカーでも構いません。
皆さまがよく履いている通常のスニーカーやサンダルでは自然のアドベンチャーランドである『八幡平自然散策コース』を満喫することはできません。
時折すれ違う方でお洒落なサンダルやローカットのスリッポンなどタウンスタイルと全く変わらない靴を履いた方々もいらっしゃいました。おそらく全部の散策を堪能できず部分的に回って帰られたり、無理やり散策をして非常に大変な思いをされたのではないかと推測してしまいました。
時期によってはもっと足場が悪くなることも予想されますので、是非靴だけは事前にご準備をいただき八幡平山頂へお越しになることをおススメします。
自然のアドベンチャーランド『八幡平自然散策コース』へGO!
GO!する前に、トイレへGO!
駐車場に隣接する八幡平山頂レストハウスにはキレイな水洗式トイレが完備されています。お子様連れでお越しの方などは是非こちらで用を足してから散策をスタートすることをおススメします。
AM9:15 散策スタート
今回は右回りの『八幡平山頂・八幡沼一周コース』に挑戦、意気揚々とスタートしました。
石畳みで歩きやすく快調な滑り出しでしたが坂道の傾斜がキツく、開始序盤2、3分でたちまち息が上がりました。
「このペースがずっと続くと思うと、先が思いやられる。。」と思案していた矢先
目の前に広がる光景に思わず感動、八幡平にこんな素晴らしい景色があるなんて知りませんでした。
みるだけじゃない、体験型コース
順調に進んでいくと、これまた驚くような『白のパノラマ』が待っていました。それがこちらです↓↓
6月中旬でまさか雪道を歩けるとは思ってもいませんでした。また青々とした木々と白い雪が非常に良いコントラストとなり、初夏のこの時期だからこそ散策する楽しみが広がりました。
そして雪道の中の目印は、この『ピンクのリボン』…
なんとも冒険心をそそるような自然のアドベンチャーランドが、まさにそこにはありました。
また散策しているとすぐ近くから「ホーホケキョ」と鳥の鳴き声が聞こえたり、雪解け水がチョロチョロと流れ出た先では咲き始めた水芭蕉も出迎えてくれました。
更に進んでいくと今度は辺り一面が大きく開けた平野が現れ、更に気分を開放的にしてくれました。
散策コース中盤地点『八幡平ガマ沼展望台』からの一枚です。透明度が高く、水深のない比較的浅い部分はハッキリと底が見えました。
(写真だと良く伝わらず申し訳ありません。。是非現地でご覧ください!)
ガマ沼から10分足らずで『八幡平頂上』に到着しました。
そこにある展望台から一望できる景色もひとしお。ほとんど車で登ってきたとはいえ、標高約1,600mの世界にこんなにもカンタンに来れるとは思ってもいなかったので気分も爽快です。
気分が上がったところで、最後のメインディッシュであるドラゴンアイへ向かいました。
当日の様子はこちら↓↓
この日も多くの方々が訪れ、カメラやスマートフォンを手に沢山の写真を撮られていました。ドラゴンアイの特徴である、ブルーの水面と白い雪でつくられた青い瞳がしっかりと開眼していました。
そして今回の散策経験を通じて、とってもいいなと思ったことがあります。
それは、すれ違う方々との「こんにちはー」というさりげない挨拶でした。
交わし合う挨拶によって、一つのアドベンチャーランドを皆で楽しく共有し合う連帯感のような感情が芽生えました。目標である岩手山登山でも、このような挨拶という目に見えない心の持ち物を大事にしたいなと感じました。
AM10:45 散策フィニッシュ
所要時間1時間30分、程よい疲労感と十分な満足感が得られた散策になりました。
最後は、次回登山予定の岩手山をバックにスポーツドリンクを堪能した水野でした。